創樹会とは
創樹会は京都府北部の丹後地方にて建築業を営む4名の男たちと、なぜか1名の税理士を含む奇妙な集団です。2007年〜2008年間のどこかで、いつのまにか結成されていました。創樹会は主に木材、木造建築、天然素材を使用した建築、家づくり、ものづくりを好む集団ですが、なぜか税理士をメンバーに加えています。
奇妙で巧妙で興味深い男たち
創樹会は毎月8日前後に欠かさず飲み会を開催し、お互いの仕事に関する情報共有を行なっています。ライバル関係にあるはずの同業者が集まって、隠し事や駆け引きのない自然な情報交換がされています。しかしながら同業者の「組合」といった団体とは異なり、仕事を融通しあうなどの動きはありません。
しかし仕事とは無関係の会話も多々あります。
ミニコミ誌「ねこじゃらし」への広告掲載
創樹会が継続的に行なっている活動として、京都丹後地方で隔月で新聞に折り込まれるミニコミ誌「ねこじゃらし」への広告掲載があります。この広告は、従来型の商業広告とは一線を画す、あまりにも好感度の低い広告となっており、各方面で話題を呼んでいます。
「楽しみにしている」という声もいただいており、不思議な気持ちです。
日本の木材と山の現状について
何の目的もなく勝手に結成された創樹会は、3年ほど経った頃から少し事情が変わり始めました。「このまま怪しい広告を打つだけでいいのだろうか」。そこで創樹会は、何か地域に貢献できる動きをすることを思案。しかし、糸口が多すぎて絞り切れない。最終的に創樹会は、今問題となっている林業、そして木材と山の現状に目を向けることを決定。それまでの飲み会オンリーなあり方から徐々に変化が始まりました。
慣れない真面目路線に戸惑っています。