ありがとう、創樹会。
駆け引きのない
奇妙で巧妙で興味深い5人の建築屋に出会って、もうすぐ1年になる。彼らは当時、まとまりがなかったが、今もやはりまとまりがない。それでいて人知れず地域を支える柱のような、人々をつなぐ梁のような、適切な比喩が見当たらない不思議な男達だ。
ともすれば商売敵である5人は、互いに牽制し合う事も無く、馴れ合うこともなく、ただ共に酒を呑み、旨いもんを食してきた。駆け引きのない語らいの場。その末席に私を加えてくれて、ありがとう、創樹会。あなたたちの信念と様々な趣味が、よく理解できた。おそらくまた、それらを記事にする時がくるだろう。