木の気持ちに なってみる。
於 与謝野町男山の山中 持参物 ランドセル他
山が望むことは何だろう
下刈りという作業をご存知だろうか?7月から8月にかけて苗木付近にある雑草や低木を刈り、枯死しないよう生育を助ける作業である。山と共生するには、人の手が必要なのだ。
コストの問題で手入れが進まない山もある。一方で、コストをかけられない社会構造という現実もある。昔は地域の山から切り出した木を大切に管理し、建築にも多く使われていたと聞く。流通の発達とともにその習慣は薄れ、経済の効率が優先されるようになった。
創樹会はこの度、ランドセルをしょって山へ出かけた。木の気持ちになり、山の現状を肌で感じるためである。より樹木とお近づきになるための装備も用意した。山はずっと昔からこの地域を見守ってきた大先輩である。この現状に対し、山が望むことは一体何だろう。
地元の木で建築に取り組むことが、自然のよりよい循環に繋がらないだろうか?彼らがとったポーズにコメントはしづらいが、テーマはとても重要なのである。